部屋弾き用として晒してあったギターを、ふと、メンテしたくなった。
アイボリー(?)のSchecter製ストラトである。購入したのは俺が立川に住んでいた頃だから、なんだかんだで20年くらい前になる。
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なにせ、ずっと部屋に置きっぱなしだったので、ネックが反りまくって、どうにも弾きづらくなっていた。
で、ADAM-SITESのベーシストK氏の話を思い出し、弦がネックに「ひたひた」の状態になるように調整したらどうか、と考えたのである。

要するに、俺の通常のギターのセッティングは、弦高を高めにしてテンションをきつくする、というものであるが、それとは逆に、弦高を限界まで低くしてテンションを弱くしたセッティングにしてみようというわけである。そうしてみたかった理由は、単に、そういったギターを弾いてみたかった、ということに尽きる。

ストラトなので、ネックを外し、トラスロッドを調整、ネックの反りを直す。本当に直っているかどうかは怪しいが、見た目には真っ直ぐになっている、…というか、メンテ前は見た目にも明らかに反っていたのである。
さらにネックとボディとのジョイント部に適当なスペーサを挟んでネックの傾きを調整。…と、既に調整の跡があるな、何か別の板が挟み込んである。フロイドローズを取り付けたときにそのようにしてもらったような気がする。
ついでといっては何だが、弦のゲージを08にしてみる。ギターを弾き始めてずいぶんたつが、08のゲージを使うのは、実は初めてだったりする。

なんとかメンテも終了し、試奏。
…なんていうか、これは今までのギターとは別の楽器だね。チューニングの時点でもう違う。「こんなベロベロなテンションでいいの?」てな感じ。実際に弾いてみると、これをちゃんと弾くには、とりあえず弾き方を変える必要があるかな、というのが正直な感想。まぁ当たり前といえばそうなんだが。なんかギターとは別の楽器を手にしたような気分。

このくらい弦のテンションが低いと、Zappa弾き(先が丸っこいピックを使って、弦をちょいちょいと、つまむように弾く:ucchi命名)もアリかなと思うわけで。Zappa先生、後期のステージでは、場合によっては07ゲージ(本当にこんなのあるのか?)を使うこともあったそうで、それはどんな感じだったのだろう。ギター自体のチューニングも相当にシビアになると思う。
も少しこのセッティングを追求してみるのも面白いかも。
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