バンド雑感

マスタリングのようなもの

4回目の録音を終え、2mixも滞りなく終わり、次の作業は、CD化のための調整処理。所謂マスタリングと呼ばれる処理。まぁ本来マスタリングはPQコードの打ち込みとかもっと工場的な作業なわけだが、アマチュアレベルでは、音圧と音質調整に終止することになる。
今回は2mixのwavデータを自宅のシステムに取り込み、そこでマスタリング処理を行う。
今回使用したは、IK mutlimedeia T-Racks 3と、Universal Audio UAD-2のAmpex ATR-102 。
こんな環境で作業をするわけだがwmix
マスタリング作業自体は、別活動の打ち込み系バンドPSYDOLLで散々やっているのだが、やはり打込み音源と生楽器とでは感触が全然違うわけで。特にピークとか。ADAM-SITESは一発録りなので、その辺もぜんぜん異なる。
前々回では歪に悩まされ、前回は、今聴くと全体的に音像がぼやけている印象がある。
今回は、これまでの経緯を踏まえて、mixも気を使ったつもり。
また、今回は、新アイテムAmpex ATR-102 pluginを導入。画像のテープレコーダみたいのがそれ。
このAmpex ATR-102は、俺はよく知らないのだが、マスタリング用のテープレコーダとして有名なものらしい。

このAmpex ATR-102が結構面白くて、使うテープの銘柄とテープ速度を選び、また、イコライジングを選択できる。プリセットは、著名なマスタリングエンジニア数名の使用パラメータがセットされている。
で、細かいことは分からないので、とりあえずプリセットを使ってみるのだが、これが凄い。どのプリセットも個性的で、それでいて、的確にサウンドを創ってくれる。マスタリングテープレコーダの名は伊達じゃないといったところだ。 別々の日に録音した音源も、これを通すことで音の傾向が統一されるとかそういう感じだな。

今回は、「Lemmings」という曲が、前半が静かめのフリーキーな感じ、後半がメタル+ノイズということで、前半と後半とで音作りが違うので、ここらへんをどうするかが課題の一つであった。
で、結果的には、帯域が広く、メリハリもあり、音圧感がある出来に仕上がったと思う。

そうそう、IK multimediaのT-Racks3 Brickwall Limitterも、原音の感触を失わずにレベル上げ&Limittingができ、使いよかった。

 今回制作したCDは、2011/10/30(日)の新宿URGAでのライブ時に頒布予定です。

ではでは。

レコーディング

録音が終わった。
新曲「欲望」はだいぶ気を使ったけど、いい演奏になったと思う。
その緊張が終わった後、もう一曲のLemmingsは長くやっている曲なこともあって、リラックスと言うか、割とあっさり録音できた。201110151522000-1
といいつつ、こっちの曲も新しい試みもしている。 僕って偉いなあ。
新しい試みの一つ、鈴→

しかしまだミックスダウンに行かなきゃ…
ライブ向けの練習もしたいのに…

録音すると、演奏が磨かれる気がするので、10/30のライブはこの2曲が楽しみ。

201110151521000-1201110151521001-1

7/3 ADAM-SITESライブ感想 / CD音源

もう1週間くらい経ってしまいましたが、7/3、新宿URGAでのADAM-SITESライブ夏の陣、無事終了いたしました。 

来てくださった方々、ありがとうございます。 
来れなかった方々、次などよろしくお願いします。 

リハで多少ゴタゴタしたが、ライブ自体はわりとノって演奏できた気がします。 
声も良く出ていたと思う。 
今回はVoにタップディレイを掛けてもらったのですが、これが曲によってなかなかいい感じで、次のライブでは、もっと詰めることができたらいいかも。 

後で録音を聞いてみると、自分のギターの音があまり聞こえていなかったのが、少々残念。
いちおう、Hayashiギターとucchiギターとがそれぞれ聴こえるのを前提にアレンジを考えたりしているので、全員の音が聴こえていないと、本当に表現したいサウンドにはならないというわけです、
やはり、リハでは客席側に降りて自分で出音のチェックしないといけないな、と反省しきり。

7/3ライブ映像その1


7/3ライブ映像その2


当日は、2枚目のSingle CDの頒布もしてました。
音源公開しちゃいます。




こんな感じです。
次のライブ予定は10/30(日)に同じく新宿URGAにて。

…どうでもいいけど、このブログってば、YouTube動画貼り辛いったらない。ただ単に自分がやり方を知らないだけなのかも知らんが… 

3回目のレコーディングだって?

先月、2回目のレコーディングを終えたばかりなのに、もう次のレコーディングを敢行しようとしているわけで。
費用を極めて低く抑えることができたということと、一発録りが思いの外いい感じだったというのも勿論あるが、なにより、ここでもう1曲録音して、前回録音した分と合わせて2曲入りのCDを制作し、それを7月3日に予定されているライブで頒布できる、というのが大きい。
さらに、こうやって前倒し気味にレコーディングを進めていけば、アルバムもそう遠くない将来に制作できるであろう。
とにかく音楽は時間のアートであって、演奏される片端から消えていってしまう。なので、できるうちに、CDという媒体に自分らの音楽、演奏を固定してしまう必要があるわけだ。
一発録りは、演奏の妙と、楽曲自体とを両方とも記録できるので、非常に都合がいい。

ただ、7月のライブのための新曲がまだ全く固まっていないことに対する懸念もあり、そのへんの兼ね合いを同調整するか、が直近の課題ではある。

ともあれ、ADAM-SITESの次のライブは、7月3日(日)、新宿URGAなのです。
詳細は追って告知します。

2回目の録音完了!

先日16日、ADAM-SITESの2回目のレコーディングが完了した。
まぁ1曲だけなのだが。

先にも書いたように、今回は勢い重視ということで、1発録りを敢行した。
ギタリスト2人のアンプをあっちへ向けこっちへ向けしてセッティングを終え、早速、録音開始。
小さなミスはやはり避けられず、何度か、…そうだな、10回くらいは録り直したかな、各人の妥協の産物で録音自体は完了。
kata
 
でもあれだな、ヘッドフォンでモニタしながらとはいえ、1発録りは、なんというか、演奏の一体感を確実に感じ取ることができて、面白い。トラック毎に録音する作業に比べて孤独感が無いし、何より音楽を演奏しているんだ、という実感がある。ADAM-SITESみたいな即興の要素が多いバンドは、一発録りの方が向いているのかも知らん。
haya
 
本日の録音は、6時間パック。2時から開始した録音は、Vo部分を除き、5時前に終了。

次は問題のVo の録音である。
Voである俺は、もとより非常に滑舌の悪いので有名?であり、復活前の1994年くらいの録音の際には、スタジオのエンジニアにさえ、「普段、この曲をちゃんと歌えてますか?」とクレームが付いたほどである。
今回の曲は、それほど早口が要求されるフレーズが無いので、割と楽ではあるのだが、それでも何回かクレームが付き、録り直しを余儀なくされたわけで。ただ、録り直しの最中、「気張りすぎるとダメなんだな」というのは、実感できた。
all002
 
なんだかんだで録音自体は終了し、次はミックス作業に入るわけである。
ドラムとベースの調整は、難なく終わったと思う。

問題は2台のギターの調整。あちらを立てればこちらが立たずで、なかなかまとまらない。加えて、hayashiのギターが高域成分が多くて、結構レベルを上げたと思っても、ラジカセのような低品位の再生機で聴くと、聴こえなくなる。今回は俺のリフギターのレベルを少々下げて対処したのだが、曲のパート毎に細かく調整すればよかったのかも。
all001
 
ともあれ、2MIXまでを時間内に完了し、そして打ち上げて気分良く帰宅。
自宅で軽くマスタリングした音源が右の「死ぬ前に踊れ」の再生ボタンで聴けるのである。
一発録りなので、当然分離は良くないし、決してHiFiでもないのだが、勢いは伝わっていると思う。
今回の録音の目的は、いちおうは、達成できたということで。
matsu
 
Live Information
2013/5/15(Wed) 新宿URGA