一発録り

3回目のレコーディングだって?

先月、2回目のレコーディングを終えたばかりなのに、もう次のレコーディングを敢行しようとしているわけで。
費用を極めて低く抑えることができたということと、一発録りが思いの外いい感じだったというのも勿論あるが、なにより、ここでもう1曲録音して、前回録音した分と合わせて2曲入りのCDを制作し、それを7月3日に予定されているライブで頒布できる、というのが大きい。
さらに、こうやって前倒し気味にレコーディングを進めていけば、アルバムもそう遠くない将来に制作できるであろう。
とにかく音楽は時間のアートであって、演奏される片端から消えていってしまう。なので、できるうちに、CDという媒体に自分らの音楽、演奏を固定してしまう必要があるわけだ。
一発録りは、演奏の妙と、楽曲自体とを両方とも記録できるので、非常に都合がいい。

ただ、7月のライブのための新曲がまだ全く固まっていないことに対する懸念もあり、そのへんの兼ね合いを同調整するか、が直近の課題ではある。

ともあれ、ADAM-SITESの次のライブは、7月3日(日)、新宿URGAなのです。
詳細は追って告知します。

2回目の録音完了!

先日16日、ADAM-SITESの2回目のレコーディングが完了した。
まぁ1曲だけなのだが。

先にも書いたように、今回は勢い重視ということで、1発録りを敢行した。
ギタリスト2人のアンプをあっちへ向けこっちへ向けしてセッティングを終え、早速、録音開始。
小さなミスはやはり避けられず、何度か、…そうだな、10回くらいは録り直したかな、各人の妥協の産物で録音自体は完了。
kata
 
でもあれだな、ヘッドフォンでモニタしながらとはいえ、1発録りは、なんというか、演奏の一体感を確実に感じ取ることができて、面白い。トラック毎に録音する作業に比べて孤独感が無いし、何より音楽を演奏しているんだ、という実感がある。ADAM-SITESみたいな即興の要素が多いバンドは、一発録りの方が向いているのかも知らん。
haya
 
本日の録音は、6時間パック。2時から開始した録音は、Vo部分を除き、5時前に終了。

次は問題のVo の録音である。
Voである俺は、もとより非常に滑舌の悪いので有名?であり、復活前の1994年くらいの録音の際には、スタジオのエンジニアにさえ、「普段、この曲をちゃんと歌えてますか?」とクレームが付いたほどである。
今回の曲は、それほど早口が要求されるフレーズが無いので、割と楽ではあるのだが、それでも何回かクレームが付き、録り直しを余儀なくされたわけで。ただ、録り直しの最中、「気張りすぎるとダメなんだな」というのは、実感できた。
all002
 
なんだかんだで録音自体は終了し、次はミックス作業に入るわけである。
ドラムとベースの調整は、難なく終わったと思う。

問題は2台のギターの調整。あちらを立てればこちらが立たずで、なかなかまとまらない。加えて、hayashiのギターが高域成分が多くて、結構レベルを上げたと思っても、ラジカセのような低品位の再生機で聴くと、聴こえなくなる。今回は俺のリフギターのレベルを少々下げて対処したのだが、曲のパート毎に細かく調整すればよかったのかも。
all001
 
ともあれ、2MIXまでを時間内に完了し、そして打ち上げて気分良く帰宅。
自宅で軽くマスタリングした音源が右の「死ぬ前に踊れ」の再生ボタンで聴けるのである。
一発録りなので、当然分離は良くないし、決してHiFiでもないのだが、勢いは伝わっていると思う。
今回の録音の目的は、いちおうは、達成できたということで。
matsu
 
Live Information
2013/5/15(Wed) 新宿URGA