b7ea8e10.jpg最近は、Gibson SGを入手したというとで、音が太いのが気に入って、何回か、ライブで使っていた。
ところが、直近、とはいえもう2ヶ月ほど前になってしまうが、ADAM-SITESのライブにて、おそらくSG特有の問題であろうサステインの無さが、一気に表面化した。
これではいかん(と思わせるに十分な出来であった)と思い、手持ちのギターを、セッティングも新たにもう一度引き比べてみることにしたわけ。

まずディストーションの設定。
ディストーションを上げ過ぎると、ピッキングのニュアンスがなくなると共に、高域の粗さがやたら耳につく。そこで、今までは、ディストーションをかなり低く設定。この場合、ピッキングのニュアンスは良く出るのだが、いかんせんサスティーンを伸ばすのに苦労するわけで。
で、アンプおよびエフェクタの設定において高域を絞込む。これで、ディストーションの高域粗さは改善できる。この状態で、ディストーションを上げ気味(12時くらいの位置)にして、手持ちのギターを弾き比べる。

今回弾き比べたのは、Paker、Gibson SG、Shcecter Stratの3本。
これら3本のギターを担いで、近場のスタジオへ向かう。
それぞれ弾いた感想だが、まぁ、ありきたりな内容だと思う。

parkerGまず、Paker。
実に素直でサスティーンのよく効いた音がする。そして、実に弾きやすい。まず軽いし、ボディは薄く持ちやすい、さらに指板の滑らかさは絶品である。
しかし、サウンドがなんというかギターぽくない。
これはいろいろな人から指摘された事項ではあるが。
素直な音、というのは、裏返せば面白みのない音でもあるのではないかと思う。
音質に関しては、完全に個人の好みになってくるが、俺的には、ちょっと深みに欠けるなぁ、という印象がある。ただこれは、弾き方次第だとも思うわけで。

また、弾いていて、サーキット系に問題がありそうだということが判明。
以前、ピエゾが使えなくなった(6弦担当のピエゾがイカれた)ときに、当時の代理店の共和照会にメンテに出したのだが、なんかひどい状態で返ってきて
しまった(配線が醜い、裏蓋を留めるネジを失くされたらしく、蓋の周囲にはネジが無く、中央に1個だけで留めてある)。
そのあたりに原因があるのではないかと思っている。いずれ、メンテに出さないと。 





guitar01次は、SCHECTERのストラト。購入してから、もうかれこれ30年近くになる。指板がエボニー、ボディはアッシュらしい。ピックアップは、リアから、Duncan Hot Rail、Cool Rail、Dimazio YJMに交換してあり、Floyd Roseをマウント、ピックガードはSCHECTER純正のブラス品に交換してある。
このギターは、「音が通りにくい」という理由でしばらく使っていなったのだが、今回、ちょっと考えを変えて、使ってみることに。
考えを変えるといっても、今までエフェクタ、アンプをドンシャリ気味に設定していたのを、中低音重視の設定に変えたというだけで。うむ、Jeff Beckの来日公演を観に行ったのが効いている。
まぁ、さすがにあそこまでぶっとい音は出せないが、結構悪くないのではないかと思っている。Pakerに比べて断然、楽器っぽい音がする。
また、SGよりもエッジがシャープなのが、ストラトである。
いや、違うな、SGは、エッジの感じが「 Π 」なのに対して、このストラトは「 ∧ 」という感じ?
で、やっぱり、アームが使えるのはいろいろ便利なのである。SGにFloyd Roseは載せられないだろうし、Pakerのアーミングシステムは、ワイルドにぐいぐい動かすアーミングには耐えられないと思う。
結局、当面使用するギターは、このSCHECTERストラトに決定したわけである。
20年以上ずっと使ってきたという安心感や、馴染みもあるしね。